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尚友

今年になって、尚友(七事式)を何度か
お稽古させていただきました。「尚」という字は
「とうとぶ」という意味があるようですね... happy02shine

この七事式は、客四名と亭主の5名で...亭主は
お運び、お手伝いのみ。仙翁棚などの二重棚を使い、
地板に水指、中段に平棗を置き、これは濃茶用に使う
包帛紗の中棗(黒がよいらしい)と区別するためだそうです。

※写真が少なく、字ばかりで...ご容赦くださいませ
 本日も、少々長くなりそうです... (^^;

【準備】
折据(表に尚の字)、札は春夏秋冬の4枚
貴人台と茶碗、重ね茶碗、中棗(包帛紗用、濃茶1人分入り)
建水、水次ぎ
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【順序】
・客の席入り
  正客から順に4客まで続いて、踏込み畳を
 3歩で歩き、その先は正客が上座半畳へ(4-2-3歩)。
 次客~4客(3-3歩)で次の1畳に3人で座る。
 正客は上座の足から席に入り下座に回り、次客以下は
 下座の芦から席に入って上座に回る。
 扇子も常の茶席のように、正客は下座に向けて右手でおき、
 次客以下は上座に向けて左手でおく。
 Img_3490
・亭主、迎えつけ
 花月同様に、亭主は踏込み畳で斜めに座って
 主客総礼。亭主が座敷から出るタイミングで、客は
 そろって帛紗を腰につける。
・亭主、折据持ち出す
 亭主は茶道口に座って(膝前に折据)、折据を持ち出す。
 正客前にすわり、縁外五目において正客と一礼。
 立って、水屋に戻る。
・客、折据回し「春」が名乗る
 亭主が歩き出したら、正客は次礼をして折据から札をとり
 縁内正面一目において次客へ回す。
 次客以降、同様に札を取る。
 四客が札を取り、右手に握りこんで折据を下に置いたとき、
 一堂札を取り上げ、「春」のみ名乗り、春の字を上にしておく。

・亭主、貴人茶碗、建水運びつけ
 貴人セットを膝前に準備して茶道口に座っていた亭主は
 「春」が名乗ったら、セットを点前座に運ぶ。棚前に座り
 貴人セットは左ひざ前に仮置き。棚中段から棗をとって
 左手の平で持ち改め、水指前右におき、貴人セットを
 置き合わせる。つづいて建水を持ち出し、踏込み畳
 1枚の端から小さい建水1個分のところに置き、
 亭主の座(踏込み畳の右隣の畳)へ進む。
・客、折据を戻す
 「春」が名乗ったら、春以外は札を折据に入れて、上座に送り、
 正客は折末を麩って、縁外五つ目に預かる。
・春の客たって仮座へ
 亭主が仮座へ向かうために立ち上がるのと同時に「春」は
 札を持って立ち、建水のあるところにいったん座る。
・「春」以下が繰り上がる
 「春」が建水を持って立ち上がると同時に、春以下の人は
 席を一つ繰り上がる。左足で立ち右(上座)を向いて、右足
 (上座)から2歩あるき、左を向いて席に入る。
 正客のみ左足を引いて座る。

・「春」貴人点前
 春は貴人点前にてお茶をたてる。
・折据を回し、「夏」「秋」が名乗る
 春がお茶をたてるための茶杓を取ったタイミングで、
 正客は折据をとってまわす。
 三客は札を握りこんで折据を置き、全員が札を見て
 「夏」と「秋」が名乗る
 「夏」と[秋」は札を上向きに置き、「秋」は折据を縁外
 正面五目に置き、貴人が誰であるか知らせる。
・茶が点ったら、亭主とりつぐ
 貴人点がたったら、縁外五つ目に出し、
 お点前さんは人膝下がって両手を膝脇について控える。
 亭主は「秋」に貴人点てのお茶を出し、一ひざさがって
 立ち、亭主の座に着く。[春」の人同様、手を膝脇に控える。
・「秋」貴人の茶をいただく
 亭主が自分の前に座るのを見て、折据を上座へ送る。
 この折据は正客まで送られ、正客が減り外に預かる。
 「秋」は「春」に一例してお茶を飲み、結構の挨拶をする。
 挨拶のあと、「春」と亭主はともに、手を膝に戻す。
 「秋」は飲み終わったら、台と茶碗を拝見し、前向こうに
 回しておく。
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・「春」点前座より末席へ
 挨拶を受けて「春」は正面へ直り、帛紗をつけて立ち、
 末席に行って座る。
・亭主、重茶碗を持ち出す
 亭主は「春」といっしょに立って水屋へ出、重ね茶碗をもち
 出し、点前座勝手付きに置く。 
・亭主、貴人茶碗を水屋へ
 踏込み畳経由で、秋の前に行き、貴人茶碗を持って水屋へ
 下げる。席へ入って亭主の位置へ座る。 
・「夏」点前座へ、一同くりあがり
 亭主が貴人台を持ってたつのと同時に、夏は点前座へ
 向かい、「夏」以下は座を繰り上がる。
・「夏」母茶碗で茶を点てる
 [夏」は母茶碗を両手で取り上げ、片手で膝前に置き、
 茶をたてる。
・折据を回し「冬」が名乗り、茶を飲む
 「夏」の手が茶杓にかかったとき、正客は折据を
 回す。「冬」の人が「冬」と名乗り、札は上を向け、折据
 を上座に戻し、正客が減り外に預かる
 「冬」は札を寄せ(正客は右、次客以下は左)立って入って
 茶碗を取り込み、一例して茶を飲む。手早く茶碗を拝見し、
 縁外の右方へ仮置き。(ここがみそ!)
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 正客が「冬」である場合のみ、茶碗は縁内
 左に仮置きしておく。

・「夏」末席につき、「秋」点前座へ
 [夏」は結構のあいさつを受けて、茶巾のふくだめ直しを
 して戻し、水を一杓釜につぐ(夏はきん・すい)
Img_3493
 札を持って点前座を立つ。このとき「秋」も同時に立つ。
 「夏」と「秋」はちょうど踏込み畳で左肩をすりあわすように
 すれ違う。(うまくいくとステキです♪)
 「夏」は末席に、「秋」は点前座に座る。
 
 
 
・一同くりあがり、亭主、棗を持ち出す
 「秋」以降の人が繰り上がる(冬が正客になる)
 
 亭主も同時に立って水屋から棗を持ち出す。
 正客になった「冬」の前に棗を運ぶ。
・茶碗と棗を交換
 亭主が座る頃、「冬」は母茶碗を取り上げて
 正面を向こうに回し亭主の前、縁外下座に出す。
 亭主は棗を前向こうに回して「冬」の正面に出し、
 お互いに一礼。
・亭主、主茶碗を預かりおく
 亭主は、亭主の座に戻り、縁内正面に預かっておく。
・「冬」は包帛紗
 秋が子茶碗でお茶をたてている間に、「冬」は正客席
 のまま包帛紗をする。正面の棗をいったん縁内膝前
 へ仮置き。腰の袱紗をとって、懐中するときの
 ように両親指を入れ、右手を右へ滑らせて向こうに
 左手は横へ、袱紗をひし形に置く。一膝すすんで棗を
 のせ、包帛紗をする。できたら一膝下がる。
・「秋」は茶巾を絞り末席に
 秋が茶を点て、春が取り込み、秋に一礼してから
 お茶を飲む。拝見して、縁外右へ茶碗を仮置きする。
 秋は、結構の挨拶を受けて茶巾を絞って戻し、席をたつ。
Img_3491
・「冬」棗を持って点前座へ
 秋が立つ時、冬は包帛紗を持って点前座へ。
 この時も、秋と冬は踏込み畳ですれ違う。
 冬は、包帛紗を解く。包帛紗の解き方は小習いの通り。
 四方捌きを略して、ちり打ちをして帛紗をたたみ、
 なつめを拭く。
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・「冬」茶器を入れ替え、亭主茶碗を返す
 冬は茶器を入れ替える。右手で茶杓を水指上(客付側)
 に置く。左手で平棗を取り上げ、右手あしらい左手にのせ
 右手で持ち直し、棚の中段にのせる。
 膝前の棗は左手で上から持ち、茶筅とおき合わせ、
 茶杓は右手で、中棗の上へ置く。
 (右手→左→左→右)
 冬が棗を拭き終わる頃、亭主は母茶碗を持って
 立ち上がり、茶碗を点前座へ返す。
 
・「冬」濃茶を点てる
 冬は母茶碗をとりこんですすぎいで拭き、お茶を
 茶碗に入れて濃茶を練る。茶碗と古帛紗を出す。
 
・「夏」濃茶を飲み、「春」茶碗を反す
 夏は茶碗と古帛紗を席に持ち帰り、
 古帛紗を広げて茶碗を載せ、お茶をいただく。
 結構のあいさつを聞いて、冬は点前座に向かう。
 春は子茶碗を点前座に返す。
・「冬」子茶碗取り込む
 冬は、子茶碗を取り込んですすぎ、勝手付建水
 向こうへ置く。
 
・母茶碗も取り込む
 夏が拝見後にすぐ母茶碗と古帛紗を点前座に返す。
 夏が席に付くのを待って、冬は母茶碗を膝前に取り込み
 主客総礼。
・座替わり
 冬が席を立つのと同時に、春(正客)、夏(次客)、
 秋(三客)の位置から元の座へ戻る。縁外(前)を
 歩くが、遠くへ行く人が大きく回る。
・正客、折据を回す
 冬の人が元の座へ座ったら、正客は下座へ折据を
 下座へ回し、四客から順に札を戻して上座へ送り、
 正客は縁外に預かる。
・亭主、点前座へ(仕舞い)
 冬が元の座へ座ったら、亭主は点前座へ行き
 後片付けをする。茶碗を湯ですすぎ、茶筅すすぎ、
 茶巾、茶筅、茶杓を平点前同様に片付け、水指前に
 茶碗、棗をおき合わせ、釜に一杓水をさして湯返し。
 釜の蓋を閉め、柄杓は引き、水指の蓋を閉める。
 (拝見は請わない)
 平棗を右片手で上棚に乗せ、柄杓を左手で
 中棚に飾り、柄杓の柄の向こうに蓋置きを飾る。
 (仙翁棚のみ...棚によって扱いを替える)
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 母茶碗を取り上げて子茶碗に重ね、なつめを
 あしらって右手のひらに乗せ、勝手つき斜めを
 向いて建水を左手に持って水屋に戻る。
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 次に重ね茶碗も引く。

・正客、折据返し、亭主は水指に水を注ぐ
正客は折据をもって立ち、点前座に返す。
 亭主は水次を持ち出して水を注ぎ、客付
 正面に向き直って主客総礼。
 亭主は折据を懐中し、棚前に似向いて水次
 を持って水屋へ入る。

・客、退席
 亭主、折据を水屋へ納め、踏込み畳に斜めに
 座り、客と総礼して水屋へ下がる。
 亭主が敷居を越すタイミングで、客は
 越の袱紗を懐中し、扇子を持って正客から
 順に入室時と逆の足取りで室外へ出る。

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